| とりとめもなく |
今、「嵐が丘」を読んでいます。 あの鴻巣友季子さん訳が新潮文庫で出てすぐ買ったものを、 今になってようよう読んでいるのです。 今年のささやかな目標、ブロンテ姉妹の二大作品を読む、 の達成、間近であります。 もう、といいましょうか、やっと、半分ほどまで来ました。 今度こそ読み終えるのは確実でしょう。 高校時に全く歯が立たなかったものの、 大人ともなれば噛み砕けよう、 と思っていましたが、予想以上にヘビーです。 「ジェーンエア」の方が趣向に富みバランスもよく、 格段に読みやすかったのですが、 こちらは、濃厚な性格劇、凄まじい狂気の世界であり、 一度にページ数が捗るようなことは、ありません。 読んでいて息苦しくなりますが、 読むのを止めようとは、何故か思えないんです。 もう、すっかり「嵐が丘」に取り込まれ羽交い絞めされているよう。 直ぐにパタンと頁を閉じても、開けばたちまちその世界に入れます。
今はこうして二百年近く前の文学作品を読んでいるわけですが、 現在の文学作品シーンに目をやれば、目下のホットな話題は、 アーヴィングの「また会う日まで」でしょう。 アーヴィングは、映画化されたものを三作品見ましたが、 本の方は、二三作品の挫折経験を経、 「ピギー・スニードを救う話」を読んだのみです。 今度の新作、同じ訳者さんなので、 げんを担いで(?)挑戦してみようと、 図書館に予約してあります。 上巻だけ、というところにちょっと弱気が垣間見られますが…
文学作品読みという事で言えば、その読み方について、 今借りている若島正さんの「ロリータ ロリータ ロリータ」 は、冒頭を覗いたばかりですが、 凄い! です。 生意気にも深く広く読みたいと思っている私は、眩暈を起こすしかありません。
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| 市図 県図 2007.11.18 |
アキレス将軍暗殺事件 ファンドーリンの捜査ファイル ボリス・アクーニン
夜愁 上&下 創元推理文庫 サラ・ウォーターズ
任侠学園 今野敏
悔恨の日 ハヤカワ・ミステリ文庫 コリン・デクスター
ABC青山ブックセンターの再生 浅井輝久
南京事件 増補版 秦 郁彦
偶然のめぐみ 清岡卓行
四百字十一枚 坪内祐三
人類の星の時間 シュテファン・ツヴァイク
ベルリン1945 クラウス・コルドン
カール・マルクスの生涯 フランシス・ウィーン
茅盾回想録
特別会計への道案内 松浦武志
近代日本の社会科学 アンドリュー・E・バーシェイ
理性ある人びと力ある言葉 ローラ・ハイン
NASAを築いた人と技術 佐藤靖
文学の翻訳出版 日本文学出版交流センター
ロリータ、ロリータ、ロリータ 若島正
名盤鑑定百科 交響曲篇 吉井亜彦
とせい 今野敏
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| 充実してた地元新聞 |
今日の昼休み、久々に手にした地元新聞の文化欄が、 信じられないほど充実してて、 メモしていたら、午後からの仕事にギリギリとなってしまいました。
'知りたい!文学’ 「源氏物語」英訳のロイヤル・タイラーさん講演 「人生の根源書いた傑作」
三度目の英訳が出ていたこと、 恥ずかしながら今日になって初めて知りました。 沼野さん曰く、 「「源氏物語」は三度の英訳で世界文学になったのだと思う」 アーサーウェリーによって英文学にされたんだって???
現論 中国の熾烈な競争社会 日本人はもう戻れない
作家の島田雅彦さんが中国に赴いて感じられたことを率直に書いてあります。 今の中国、そしてそこから見える今の日本。 生き生きとした視点でハッとさせられました。
清流 薮内童子と正倉院展 瀬戸内寂聴
瀬戸内さんは目に病が生じて、見られるうちに見ておこうと、 奈良に出向く。 でも、正倉院展の前に訪れた興福寺について触れた字数の方が多いような… 七福神童子と胡蝶蘭の鉢の事。 知らなかったなぁー… 今度近くを通ったら是非に見たいものです。 正倉院展では、やはり、周りの人が瀬戸内さんと気づくものなんですね。
小説家高嶋哲夫に聞く 「ミッドナイトイーグル」映画化
ヘェー、岡山県出身の原作者だったんだぁ〜! 大変おもしろい経歴で、 巧く化ければ、楽しみな作家になれそうです。 ちょっと、関心が向いちゃったな…
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| 一読で恐ろしかった書評 |
今朝も買った毎日新聞。 日曜日の朝、近くのコンビニで、 「本と出会うー批評と紹介」のページがあるのを確認して、 買います。 でも、先週は買わなかった。 買おう買おうと思っているうちに夕方になり、 サイトを覘いたらもう当日掲載のものが載っていて、 それを拾い読みしていたら、 今週の本棚:松原隆一郎・評 『普通の家族がいちばん怖い…』=岩村暢子・著 http://mainichi.jp/enta/book/hondana/archive/news/2007/11/20071104ddm015070150000c.html に目が釘付け! 思わずひきつけられ二度読みしてしまう。
自分の家が当てはまるというのではないけれど、 自分の見る世の傾向としては頷けるのです。
〉本書は、1999年末から翌年および2004年末から翌年にかけ、それぞれ約110の世帯とその主婦について2度実施した調査の結果報告書だ
かなり説得力ある…
〉雑煮について夫の家の味に配慮するか「私好み」で通すかの境界が1955年生まれ(現在52歳)にあると推定している。40代以下の主婦は、「私の好み」を家族に優先する傾向が強いという。
知らず強く頷く自分。 知っている年齢の近い人の奥さんを次々と思い浮かべては、 そうだ!そうだ! と独り言を言っていたかも…
〉裏を返せばコミュニケーションへの信頼が極端に低下したということでもある。親が子どもの心を推し量れないのも、当然だ。 あなたはこの現実を怖いと感じますか、普通と感じますか。
黙り込んでしまう… なぜなら、我が家には難聴の夫婦が居るから。 これ以上は、つらくてちょっと書けません。
志ある人の智慧ある奮起を期待します。
この週の評で一番興味深いものは、 今週の本棚:渡辺保・評 『エルヴィス、最後のアメリカン・ヒーロー』=前田絢子・著 ですが、 個人的関心度は、 今週の本棚:沼野充義・評 『緑の影、白い鯨』=レイ・ブラッドベリ著 の方が高い。
と言いますのも、 ジョン・ヒューストン監督著『王になろうとした男』を読んでいるから。 この本を読んで、映画「カポーティ」をご覧になった方は、 思わず頷いたシーンがあるはず。 映画ファンには、この『王になろうとした男』を強くお勧めする次第です。
毎日新聞のこの書評欄を肴にいろいろ書きたいし、 記事の記録もしておきたいと思っていますが、 新聞紙が溜まるばかりで、なにも出来ておりません。 トホホ…
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