ききみみずきんと本と図書館と…
あなたが今読んでいる本と出会ったところは何処ですか?
翻訳という仲立ち
「山のある家 井戸のある家」の筆者、
津島佑子さんと申京淑さんとの間には16年という年齢の違いがあるのですが、
翻訳された作品を互いに読む関係において、
16年という年月の違いをあまり感じられない、
と津島さんは書かれています。(15頁)
「言葉のうえでのこの距離が時間的な距離感を伸縮自在なものにかえてしまうのでしょうか」

この件を読んだ後、あまり間を空かず、
読売新聞2007.10.28付「この人・この3冊」を読み、
アッと驚きました。

四方田犬彦さんが今から十年以上前、モロッコに居るアメリカ人の小説家を訪ねた折、
その小説家は「徒然草」を英語で読んでいて、次のように言ったそうです。
「この人のこと、わかるなあ。世代はぼくとどっちが上だろうか」

四方田犬彦さんによれば、英語に翻訳して読み直すと、
「枕草子」は19世紀のイギリスの王宮の話のように、
「今昔物語」はラテンアメリカのどこかの幻想短編集に見えてくる、のだそうです。

面白いですね。
自分が一所懸命書いた文章を、誰かが翻訳して、
世界のどこかで読む人が居るとしたら、
どんな感想を持つのだろう?
ふと、そんな事を空想しました。

翻訳し直した作品がこの頃は多く、
その中の幾つかが、例えば「レベッカ」などが、手元にもあります。
自分の無意識の中の水脈に跳ね返った光が、
これらの文章と化して、私の目に飛び込んでいたかのようです。

翻訳作品として、意識しすぎるとまずいかな?
と、チラッと頭の隅を思いが過ぎりましたが、
ま、読んで楽しめれば良いや♪
と開き直りました。
2007.10
幻の終わり
キース・ピータースン

そして夜は甦る
原遼

特盛!SF翻訳講座
大森望

山のある家井戸のある家
津島&申

幽霊人命救助隊
高野和明

死のオブジェ
キャロル・オコンネル
創元推理文庫

天使の帰郷
キャロル・オコンネル
創元推理文庫

終決者たち 上&下 
マイクル・コナリー
講談社文庫

『資本論』を読む
伊藤誠
講談社学術文庫

ベルリン1933
クラウス・コルドン

金哲彦のランニング・メソッド

善意の仮面
ハーラン・レイン

マルクスの『資本論』
フランシス・ウィーン

イギリスではなぜ散歩が楽しいのか?
渡辺幸一

甲子園への遺言
門田隆将

レベッカ
ダフネ・デュ・モーリアック
警官は二度ベルを鳴らす
小説新潮2007.10の小説特集が表題のもので、
尚且つ、対談「警察小説を書く理由」逢坂剛×佐々木譲
も載っている。
ついこの間、
佐々木譲さんの警察小説を立て続けに三冊読んだばかりの者としては、
手にしないでその前を通ることはできませんでした。

そして、池上冬樹さんの解説「警察小説の現在」を読むと、
一頃夢中になって読んだ横山秀夫さんについて、
高く評価している。

うれしいな。
気に入ったこの特集で強く推されている幾つかの作品をメモして帰りました。

こういう肩の凝らないエンターテイメントを読ますべく、
私に未体験の疲れがやってきたのかしら?
それなら、そうと、対応のしようもあります。
幸いメモしていた作品の大部分は、いつか読んでみたかった作品でもありました。

補記
この雑誌の目次の詳細が、
本家の新潮社HPでは得られず、
雑誌ネットで得られました。
http://www.zassi.net/
いろいろと、ご参考になる方が居られれば幸いです。
市図 県図 2007.10
乱視読者の帰還
若島正

終わりの蜜月
大庭利雄

月と菓子パン
石田千

全ての人は過ぎて行く
中村真一郎

幽霊
イーディス・ウォートン

名盤鑑定百科 協奏曲編
吉井亜彦

本道楽
中野三敏

聖なるものを訪ねて
古井由吉

作家の値段
出久根達郎

白い夜
大仏次郎

こんな「名盤」は、いらない! クラシック恐怖の審判
許 光俊

生きていくためのクラシック 世界最高のクラシック 第2章 光文社新書
許 光俊

世界遺産熊野古道
宇江 敏勝

虚栄の市 1 岩波文庫
サッカリー

赤と黒 上 十九世紀年代記 光文社古典新訳文庫
スタンダール 野崎 歓

半夏生 東京湾臨海署安積班
今野 敏

エムズワース卿の受難録 P・G・ウッドハウス選集

クリスマスに少女は還る 創元推理文庫
キャロル オコンネル

サム・ホーソーンの事件簿 2 創元推理文庫
エドワード・D. ホック
市図&県図 2007.9
秘事
河野 多恵子

殺人課刑事 上巻
アーサー ヘイリー
新潮文庫

アジアの片隅で/吉田拓郎

名盤鑑定百科 管弦楽曲篇
吉井 亜彦

うたう警官
佐々木 譲

制服捜査
佐々木 譲

芸文往来
長谷川 郁夫

21世紀ドストエフスキーがやってくる
大江 健三郎ほか

55歳からの夫婦の食育 夫は「食の自立」を、妻は賢くリードを!
若村 育子

ゴーレム〔100〕 未来の文学
アルフレッド・ベスター

通訳者と戦後日米外交
鳥飼 玖美子

iPod fan book 2

住宅読本
中村 好文

経営者、15歳に仕事を教える
北城 恪太郎

菩提樹はさざめく
三宅 幸夫

『洋酒天国』とその時代
小玉 武

査察機長
内田 幹樹

ダイアルAを回せ KAWADE MYSTERY
ジャック・リッチー

果断 隠蔽捜査 2
今野 敏

警察庁から来た男
佐々木 譲


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Author:ききみみずきん
職業は、製本工。
司書の講習も受けました。
趣味は、読書と映画と文章を書くこと等など



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