| その筋の方に |
本を、とりわけ小説を読んでいて、 いろいろな事を知っておかないと書くのは大変だろうな、 と思います。 でも、一般の読者は意外と見送ってしまう(笑)
例えば、シャーロックホームズがヴァイオリンをどう弾いているか、なんてところまで気にはかけないでしょう。また、ホームズの音楽に対する見識の出所に謎がある…なんて、ネ。
曲と楽器の組み合わせで犯罪を成す。映画好きなら「交渉人 真下正義」のあのトリックを思い出してみてください。 ああいう風なトリックを用いた作品「ワルドシュタインの呪い」にある詰めの甘さを青柳さんが指摘しているのが、「ショパンに飽きたら、ミステリー」です。 指摘されれば、なるほどと頷ける。 この話には、続きがあって、このトリックを逆手に取ったものが日本作家の作品にある由。ミステリーの世界がどんどん広がる気分にさせられます。
あっ、「ショパンに飽きたら、ミステリー」を手にしようとしたあなたが、映画ファンで、「アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵」をこれから見るのなら、後にされたほうがいいですよ。何気にネタばれが…(笑)
これは音楽家ピアニストがミステリを読んで、その筋の見識を披露したもので、随時唸らされます。
ではでは、実際の刑事がミステリーを読んでの感想を知りたい。 そういう分けで手にしたのが、「読書狂刑事(デカ)!」。 「音道刑事は、公安が向いている」 ほう、そうなのか? 青柳さんとはセンスがまるっきり違いますが…(苦笑) ちょっと、物足りなく思う方が多いかもしれません。 お勧めするというより、紹介に止めておきましょう(爆)
雑誌「BRUTUS」のNo606号では「映画ラブ」の特集があり、 その中ほどに、職業別映画作品紹介があります。 医者が出てくる作品としての紹介などもあります。 さ、そこでお医者さんが映画を見てのお話が無いか?と(笑)
ありましたねぇ! 『シネマの中の人間と医療』、という出立てホヤホヤです。 紹介はこちら、 ヨミウリオンラインの 「シネマの中の人間と医療―エシックス・シアターへの招待」(浅井篤編) http://www.yomiuri.co.jp/iryou/info/book_item/20061126ik05.htm 2006年11月26日 読売新聞
捜せば、まだまだありそうですね。 でも、未開拓の方が多いかも… どうでしょう?あなたもご自分の特技を活かしてチャレンジしてみませんか? 私?そ、そうだな、製本工が出てくる映画をまず捜さなくては…(爆)
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| 市図 2006.11.26 |
藤沢周平全集第十二巻 文藝春秋
藤沢さんが娘をモデルとしたちえが出るというので…(笑) 捜しているうちに、 藤沢さんの作品は、まだまだ読んでないのが多いと感じ、 楽しみで思わず笑みがこぼれた。 しかし、映画『武士の一分(いちぶん)』公式ブログで、 日本語字幕に関しての返事が無かったのを思い出し、 笑みも凍る…(爆)
ショパンに飽きたら、ミステリー 青柳いづみこ 1996 国書刊行会
某小冊子の連載以前に、『EQ』へ連載したもので、 いわゆるミステリーものの中で自分がどういう風なものを読んでいるのか理解しているほどに目配りが届いた著者の射程距離は遠く、ポーやドイルも俎上に上げてあります♪
囲碁の人ってどんなヒト? 内藤由起子著 2005 毎日コミュニケーションズ
ちょっと気付くのが遅くなったが、これはおもしろそう。 ゴーストライターみたいな感じが無くも無い囲碁ライターが囲碁界を描写した本。それも最近の様子で、私には喉から手が出るほど、いや、他の本をどけても読みたかった本です。最近の打碁を並べなくなって久しいだけに、今現在のバリバリの若手はついていけませんが、ここで対象になっているくらいなら分かります。
千年紀のベスト100作品を選ぶ 丸谷才一・三浦雅士・鹿島茂 2001 講談社
これは、『文学全集を立ちあげる』と同じ顔ぶれによる企画ものですね。文学全集よりはもっとゆるい土俵でお遊びの要素も多いので、これはこれで楽しい読み物です。でも、本読みには、やっぱり、『文学全集を立ちあげる』でしょうか?(笑) 『文学全集を立ちあげる』は読んでみると結構窮屈そうですが、以前に同じ顔ぶれで似た企画をするというウォーミングアップがあったから、出来たのかもしれません。
小説の技巧 デイヴィッド・ロッジ 1997 白水社
漫然と筋を追ったり、その世界観を味わうだけでは飽き足らなくなった小説読みには、大変おもしろい内容でしょう。 大学の講義のようで、何気に読み飛ばした此処彼処が仕掛けだらけなのに驚かれるかもしれません(笑)
人類の子供たち P・D・ジェイムズ 1993 早川書房
相変わらずだな…とびっしり書かれた硬質な文章を少し読んだ後、栗本薫さんのあとがきを読んで驚く。 これは、自分が思っていたより広義な作品だ。 これは、これは、と久々に腕をまくりながら読み始めたいところだが、気力が乏しい今は無理だな…とため息をつく(爆)
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| 県図 2006.11.23 |
連敗連勝 安藤忠雄 東京大学出版
栗林忠道硫黄島からの手紙 栗林忠道 2006 文藝春秋
とてもじゃありませんが、横になって読めるような文章ではありません。 知らず知らず正座してしまふ。
HAL伝説 デイヴィット・G・ストーク編 早川書房
アメリカの医学教育 アメリカの医学教育 続 赤津晴子 日本評論社
源氏物語以前 片桐洋一 笠間書院
複眼の映像 橋本忍 文藝春秋
読書狂刑事(デカ)! 北芝健 ミリオン出版
立憲独裁 クリントン・ロシター 未知谷
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| 移りゆく景色を見ながら |
春だけでなく秋の紅葉でも見せてくれるじゃない、桜♪ 土手の上の方から次第に下へと広がる落ち葉の描く模様を見ながら、 そう思う内に今年、 川端康成と東山魁夷―響きあう美の世界 という本が出ていたのを思い出す。 ちょっと目を通しておこうかな、と思いましたが、 既に今なお、どなたかが借りておられる。 悔しさより、嬉しさが勝ちました。 その目当ての書棚で、 今、ふたたびの京都―東山魁夷を訪ね、川端康成に触れる旅 という本もある事を知りました。 同じ出版社から出ている時期を合わせた企画物で、 これはなかなか重宝、いや、便利そう。 私は一緒に借りて読もうかな?
そういう風雅な気持ちに早くなれたらいいな、 と思いながらせっかくの休日をバタバタと過ごしています。
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| 現代語源氏物語 |
『文学全集を立ちあげる』では、 丸谷才一さんが与謝野晶子訳を推しています。 その129頁で紹介していた、片桐洋一さんが書いていたものというのは、 『源氏物語以前』 片桐洋一著 2001 笠間書院 の 六 与謝野晶子の古典研究 であると思われます。 講演に基づくものですから大変に読みやすいものです。
与謝野晶子に限らず他の現代語訳について知りたい方は、 こちらをどうぞ。 源氏物語の巻 多様な顔を持つ 光源氏の魅力 http://www.yomiuri.co.jp/book/column/pickup/20041208bk68.htm 2004年11月2日 読売新聞
専門雑誌では、 国文学解釈と鑑賞 第59巻3号 第48巻10号 等が見受けられました。
いつかは読みたい源氏物語、と思っているうちに、 現代語訳がどんどん増えていく。 迷いが増すばかりで、余計読むのが遠ざかる… 説得力があるような、ないような、言訳ですね(笑)
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| 既刊書との出会い |
hayakawa onlineのトップ頁に、 「編集者のこの一冊」というコラムがあり、 今は、「HAL伝説」を紹介している。 >架空の存在であるHALが、最先端科学者たちにこれほどの影響を残していることに驚かされます
amazon.coでこのレビューを読む。 >ジェフ・ホーキンスの『考える脳、考えるコンピュータ』の「人のように思考できる機械が人に害をあたえないためには、感情を切り離せばよい」といった論への先論破となってておもしろい。 全体の流れは認知論から始まり、哲学へとたどり着く。
興味が湧く。 訳者が日暮 雅通さんというのも惹かれる。
しばらくご無沙汰していた、 hayakawa nonfiction Blog へ足を伸ばす。
「たけしの日本教育白書」で紹介された天才精子バンクの話は……
というタイトルで、 「ジーニアス・ファクトリー」 という本を紹介してある。 この精子バンクの事はかすかに記憶があり、 その後どうなったかは、気にも留めていませんでした。 変な、困った人たちがいるもんだ、と。(笑)
でも、きちんと追跡調査をした人がいた。 この書名を今度はGogleにかけてみる。 そこでヒットしたサイトの紹介で次のようにある。
>実の子であろうとなかろうと、愛情豊かに育てられることが、人を幸せにする。その結果、才能も開花するし、社会的に高い地位につける。そういうことなのではないか http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003684.html
早川書房のこの本の編集者がこれにコメントして、 >内容を的確にご紹介いただきありがとうございます と記してある。
amazonでのレビューで評価の高かった翻訳者酒井泰介さんの、 この本に関するコメントのついた頁が次。 http://hayakawanonfiction.boxerblog.com/blog/cat48904/index.html
そっくりさんとものまねについての関心で彼我の違いに関する考察はおもしろい。
単なる週刊誌ネタ以上のものがありそうです。
同じhayakawa nonfiction Blogの頁をスクロールしていくと、 やっぱりロングテールなのであります という記事が目に止まる。
経営のド素人には初耳です(汗) この本に付いては下手な説明は止しましょう(笑) 次の頁を参考にして下さい。 http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/119528.html
なんか今日はかなり勉強したような気がしてくる…(笑) 楽しみな本が三冊増えた事でもあるし、 いい日だったのかな? 先週今週と用事であまりくつろげなかった休日続きでフラストレーションが溜まっているけど、それにもめげず、 明日からも頑張れそう♪
皆様にも、いい一週間でありますように。
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| 市図 2006.11.11 |
第一容疑者 リンダ・ラ・プラント 早川書房
原作かと思いきやノベライズ…
雪 オルハン・パムク
この方も1952年生まれだったのですね(笑) 印象に残った紹介は次のもの。 ノーベル賞 パムク氏 西欧側に「橋」を渡ってきた人 http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20061017bk04.htm 2006年10月17日 読売新聞
>「彼への授賞には、イスラム教徒が固有文化の障壁を自ら越えて西欧的価値観を共有してほしいという、西欧知識人のメッセージが読み取れる」と池内恵氏は見る。
本読みの達人が選んだ「この3冊」 丸谷才一編 1998 毎日新聞社
これは、オールタイムの書評として一級? 切り口がやや変わっていますが、いいものだと思われます。 評者と選書の取り合わせで並みの書評を超えている。 そこがいい、という方もおられれば、 ちょっとなぁ〜、という方もおられるでしょう(笑)
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| 米原万里さん |
今、「他諺の空似」を読みつつ、 「打ちのめされるようなすごい本」を待っているのですが、 待つ必要は無いほどに、この「他諺の空似」も凄い本です。 知らない話が次々と出て目からうろこが限りなく溢れてきます。
政府&日銀による米国債の買いやら、 本当に怖いのは国際テロリストではなく米の経済破綻だとか、 えっえっ、の連発が続く。
どこからこんなに情報が…
文藝春秋サイトにある、 斎藤美奈子さんの 読みかつ考える「読書日記」 http://www.bunshun.co.jp/yonda/dokushonikki/dokushonikki.htm によれば、 〈食べるのと歩くのと読むのは、かなり早い。(中略)ここ二〇年ほど一日平均七冊を維持してきた〉 という。 開いた口がふさがらない!
>読書ガイドとニュース解説を同時にやってしまうのだ。 それを借りれば、語学力を生かし、 世界の諺を紹介しながら、ニュース解説をしているのが本書と言える。
>書評とはひっきょうサービス業であることを米原万里はよく知っていた。そして一日七冊とは、こうやって読むことなのだと改めて教えられるのである。
うんうん、と頷くばかりである。
どこかの週刊誌でチラッと見た米原さんが晩年に建てた家を思い出す。 漫然とこんな家に住みたいな、と思うぼんくらな人間とは違い、 こういう家に住むんだと強い意志をもった米原さんを亡くした深い悲しみに今ようよう至りました。
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| 大統領の品格 |
これは、ブッシュ大統領の裁判をシュミレーションした著作です。 アメリカ合衆国の歴史から説き起こし、 過去の戦争裁判を照らし合わせ、 9.11事件前後から今に至る状況を分析して、 ブッシュ大統領の政策を批判しています。
今を突き放して、歴史上において現下の状況を見る視点で、 日々のニュースから得られない感覚を得られます。
折りしも、アメリカ合衆国の中間選挙があり、 民主党が過半数を獲得して勝った。 このニュースにホッとしました。 トクヴィルを読もう読もうとして今猶読めていない悔しさがいや増します(汗)
このアメリカに追随する日本って国はおかしな国です。 アメリカは、政権交代して政策が変わり得るのに、 日本はどちらのアメリカにも追随している。 本当のナショナリズムがあるのなら、 どちらかに寄るのでは?とも、漠然と考えるのですが…
柄にも無い事を考えると、頭が痛くなります(笑) 思考が的を外れているかもしれない素人考え、笑い読み飛ばしてください(爆)
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| 県図 2006.11.11 |
書物の未来へ 富山太佳夫
レコードはまっすぐに ジョン・カルショー
風の墓碑銘 乃南アサ
文学全集を立ちあげる 丸谷才一・鹿島茂・三浦雅士
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| ささやかな二冊 |
ムーサの贈り物 喜多尾 道冬 2005 音楽之友社
明け方のホルン 草光 俊雄 2006 みすず書房
芸術を愛する心に、 一流も二流もなく、 メジャーもマイナーもない。 そうつくづくと感じさせてくれる二冊です。
前者は、レコード等のジャケットに見られる、 絵画を、その画家を、紹介したもの。 何気に見過している絵ですが、 作曲家の周辺にいた画家がその作曲家に事寄せて描いた、 事情などを紹介しています。
例えば、シューベルトの周辺にどんな仲間がいて、 彼等がどのような交友を持っていたかを、知る事が出来ます。 絵画史上に残る傑作ではないものの、 描かれた時代と人とをよく表現しています。
今ではCDが市場の殆どを占めていますが、 こういうものを読んでいると、 LPレコードの大きなジャケットが懐かしく、 その掛け替えの無さがしみじみと思い返されます。
後者は、第一次世界大戦前後のマイナーポエット達を紹介したもの。 詩の歴史では、偉大な詩人・詩の谷間にあたる時期にあって、 ささやかながら独自の詩興を示している。 他はいさ知らず、自らの力量と境遇との中にあって、 詩・言葉の持つ魅力に魅せられた者たちが、 その時代の気運の中で、その輝きを得た様を描いています。
更に、イギリスのその土地の様が良く伝わって巧い。 これらの詩に止まらず、英文学を好きな方は是非読んでいただきたいと思う。 懐かしい斎藤勇・福原麟太郎さんらの名前があって、個人的にも嬉しかったのですが、 そういう時代性も踏まえつつ、 この頃の英文学者からは得られないものであったのに、 読みながら驚かされました。
今の英文学者による、あの風土を愛しんだエッセーを読みたくなりましたが、 さて、どんなものがありますか? 今度、気にかけておきましょう。
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| 続 低賃金について |
「日雇い派遣」急増 携帯で連絡、低賃金・補償なし 朝日新聞2006.11.7 http://www.asahi.com/job/news/TKY200611070096.html
実際の新聞記事の方が詳細ですが、 人材派遣で登録型のあり方が、問題になっており、 実態がまだ十分に把握されず、周知徹底されず、 ようよう社会問題化されつつあるようです。
この問題については、 毎日新聞で伊東光晴さんが紹介していた、 『縦並び社会 貧富はこうして…』毎日新聞社会部著 により詳しいよう。 読みたいような、でも目を背けてしまいそうな内容のようです。 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/dokusho/news/20061105ddm015070141000c.html
大阪に居る息子が、「なかなかバイトがない」という。 選り好みし過ぎではないか? と思っていましたが、 これらを読んだ後では、 昔自分がしていたようなバイトは、登録型人材派遣に取られているのかもしれない、 と思えるようになりました。 雇用する側からみれば、 バイトを募集して待つより、 人材派遣に依頼して必要な時に必要なだけ雇用するようにした方が、 無駄がなく確実です。
市場至上原理のなせる業か…とため息が出る。 この原理自体が大手を振ってのさばるのをなんとしてでも阻止しなければ、 社会が良くならない、と思う。 どうしてこんなことになったのか・・・
週刊文春2006年11月9日号誌上で宇沢弘文さんが評している、 「悪夢のサイクル」内橋克人著 を読んでみたく、図書館へ予約を入れた。
政策の見直しが最重要課題です。 貸出金利のグレーゾーン撤廃が先頃ようよう確認されるようになったものの、 それまでの社会の損失が余りにも大きすぎる。 この低賃金を許容している政策、早急に手を打つべきです。 多くの一般の若い人がより明るい明日を展望し得るような社会を、構築すべきです。 犯人探しをするのも大事でしょうが、 政策で対処し得るところは、対処すべきだと思うのです。
この前の「低賃金について」は、 こちらです。 http://kikimimizukin.blog64.fc2.com/blog-entry-83.html
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| 県図 2006.11.5 |
ブレイキング・グランド 人生と建築の冒険 ダニエル・リベスキンド 2006 筑摩書房
今や時の建築家となった著者の思索と、 実際の活動の様々な側面とが綴られているようで、 じっくり腰を据えて読みたいものです。 出来ん事を書くな、と言われるのを承知で書いています(笑)
戦後代表詩選 鮎川信夫・大岡信・北川透編 2006 思潮社
再刊ですが、 あとがきに拠れば、 条件付で今尚読むに値する由。
ぐっとくる題名 ブルボン小林 2006 中央公論新社
言葉の意外な面を見せて唖然とさせられる これが私の生きる道→私生道=資生堂… そうだったのか… 素材は極めて広角な拾い上げをしているので、 どこまで知っているか? とチャレンジしてみるのもおもしろい。
囲碁の新常識 石田芳夫 2006 河出書房新社
同じ出版社から30年以上も前に出た、 「木谷道場入門」などで囲碁に取り組んだ者として、 読まねばっ! 前言訂正、ですよね、同じ著者でもあるし…(笑) ホント、囲碁を打つ間も無いなんて、哀しい。寂しい。
決断! あの時私はこうした 自由民主党編 2006 中央公論事業出版
ここに載っている発言は、状況が状況だけに、 歴史の審判を仰ぐようなものではありません。 でも、それなりに、汲めるものが見えておもしろい。 一歩踏み込んだ読み方が求められるでしょう。 あるいは、退いた読み方?(笑)
図書館のプロが教える<調べるコツ> 浅野高史&かながわレファレンス探検隊 2006 柏書房
実際のレファレンス業務からのさまざまな事例を紹介したもの。 インターネットの検索だけでは追いつかない味わいをお楽しみあれ。 読んでいるうちに、 カナダの図書館について紹介していた本に載っていた、 司書の仕事の中に本を読むことがある、 というのも頷ける。 実際、図書館でせっせと本を読んでいる司書は見当たりません。 別室で、読んでいるの? と聞こうと思ったけれど 答えに窮した司書の顔を見るのが怖くて…(笑)
新書百冊 坪内祐三 2003 新潮社
著者の年齢に近い本読みには、同窓会の趣無きにしも非ず。 しかし、本当に多い新書。 素人というか普通の勤め人には目が届かない。 こういうガイドブックは嬉しいけれど、 もっともっと多くの幅広い人が書かないと追いつかないでしょう? 『岩波新書の歴史』を顧みてそう思います。
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| 市図 2006.11.5 |
希望 行動する人 スタッズ・ターケル 2005 文藝春秋
今のように夢や希望を持てない時に、 思い直して立ち直るための本。 希望はどこかに有るのではなく、 一人一人の胸とささやかな行動の中にある、 と言い聞かせてもらう(笑)
大統領の品格 宮本信生 2006 グラフ社
混迷している国際政治に対し、 誰かが問題提起をしなければ、 道が見えてこない、 という問題意識に基づいた本らしい。 通常のマスメディアでは取り上げられない事実と、 論旨とがありそうな気がして手にしました。
他諺の空似 ことわざ人類学 米原万里 2006 光文社
先ごろ亡くなられた米原さんの遺著。 もう一冊、書評の本があるのですが、 それは予約して空き待ち。 中の各文章の表題は日本の諺だけれど、 本文には、 多くの外国語に堪能な米原さんならではの、 各国様々な諺も含まれています。 そして、現在の状況に切り込んだ評論です。
読書三到 紀田順一郎 2005 松籟社
読書文化についていろいろ考える文集。 岡山県立図書館についての文章もあります(笑)
定本 三好達治全詩集 1979 筑摩書房
岩波文庫で、毎年この時期に読み返す詩を読んでいたら、 ゆったりとした行間で読みたくなり、借りる。
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