ききみみずきんと本と図書館と…
あなたが今読んでいる本と出会ったところは何処ですか?
親や先生に読んでほしい本 夏休み特別版 若者編
読売新聞サイト内、「本よみうり堂」中のコラムです。
夏休みに子どもに本を読めというのが、
世の大人たちの慣わしとして長く続いているのに対抗して、
子どもから大人に、この本を読め、というのはおもしろいですね。

「読む本を自分で選んでいると、どうしても傾向が偏ってしまいがちになる。他の人を介して、ふだん自分の手が伸びないようなジャンルの本を読むと、新しい発見があったりしておもしろい」
これは、若い考え方と思います。
その人がどんな風に本を読むかによって、
この意見は活きるし、
又、的外れでもあります。

今の私は、これとは全く違った観点から読書に向かっています。

若い時から読み続けて来て得られる到達点みたいな本こそが、今その時に読むべき本、
と思うのです。
全然違う方向へ話を振りますが…(笑)

最近私が読んでいる、
宋詩選注
銭鍾書
は、学生時代に知った吉川幸次郎さんから、
連綿と続く読書なくしては読めないはず。

現代に生きるケインズ
伊東光晴
は、清水幾太郎著「倫理学ノート」から、
これもさまざまな人の本を渡り歩いて、
帰り来たような、到達したような本です。
折りしも、「ガルブレイス」の読書と重なったのは、
本当に不思議な縁です。

今の時代ならではの本の中には、
この時代に閉じ込められた本と、
この時代から飛び立つ本とがある。
若い時に数多く目にした本の内、
著者が亡くなって尚読み継がれる本がなんと少ない事か…。
自分が歳をとって一番痛感させられました。

今の自分にとって読むに堪える本、それを求めて、
又、図書館に向かいます。
手元にもう十分過ぎるほどあるのに、ねぇ〜(笑)
カニグズバーグをめぐる冒険
E. L. カニグズバーグをめぐる冒険
http://park.zero.ad.jp/yuyujp/elk/elk.htm
というサイトの主、渋谷やみぃさんが、
「カニグズバーグをめぐる冒険」を連載している、
雑誌「ネバーランド」を創刊間もなくに購入希望していたのですが、
最近になって、市立図書館に入っているのを知りました(汗)

あるだけを早速借り出し、一読しました。
ウェブより読み易く、
様々な問題点がよく分かります。
カニグズバーグファンにはお奨めです。
と言っても、
もう、とっくに読まれているのかもしれませんね(笑)

一番驚いたのが、渋谷さんの読み方。
本の読み方の広がりで感嘆すると共に、
だからこそ、こういう展開になったのかな、
とも納得しました。

訳のうち、
1995年までに出た3作品と
2000年以降に出た5作品とのあいだには、
質の上での違いがある。
という指摘にも驚く。
この訳者についていろいろ調べて、
私なりに納得できていたのですが、
これは、本当に不可解です…

サイトに書かれてあることも重複して掲載されていますが、
書かれていない事もあります。
その辺りで、著者の配慮やインターネットで書く事の難しさを知り得ました。

これまで読んでいた様々な訳者の裏話が思い出されます。
著者や編集者が気づかなかった事まで気づいてしまう。

編集者の仕事の大変さも思い知ったのですが、
その苦労は評価されにくく、
心底その本が好きな人でないと本当に勤まらないです。
この世界にも、職人から勤め人への交代が進んでいるのでしょうね。

改訳が一日も速く出る事を切に望みます。
本棚プロファイリング
本の雑誌の愛読者ならご存知の連載で、ニヤリとされた方もいることでしょう。

私は今日初めて知り、大変楽しく読ませていただきました♪
真実を知ることより、
どこまで自分の見識を頼って妄想にふけられるか?
この楽しさです(笑)

私の本棚はお金があるときに買えた本だけがあるので、
年代がモロ、バレバレになるでしょう。
借りている本のプロファイリングをしてもらいたいものです。
時間を広げれば、決して特定されないであろう、自信がちょっと、あります。

って、こんなものに自信を持ってもしょうもないのですが…(爆)
ワンブック・オーサーの二作目
これは、本の雑誌2006.8月号掲載、
青山南さんの連載「南の話」102のタイトルです。

映画「カポーティ」の紹介から、
「アラバマ物語」の著者ハーパー・リーへと言及したものです。
ハーパー・リーはまだ元気で、80歳になる由。
驚きました(笑)
この一文で「冷血」とのつながりを知る。
カポーティと「アラバマ物語」との繋がりは知っていたけれど、
こちらは知らず、二度驚く。

しっかり書かれる事もあれば、
決して書かれない事もある…
しばし、窓外の風景を見ながら物思いにふけってしまいました。
県図 2006.7.23
わが手に雨を
グレッグ・ルッカ
2004 文藝春秋

映画のなかの現代建築
飯島洋一
1996 顕国社

杜詩講義1
森 槐南
1993 平凡社

秋の四重奏
バーバラ・ピム
2006 みすず書房

蛍火
蜂谷涼
2004 講談社
市図 2006.7.23
守護者
グレッグ・ルッカ
1999 講談社

日本文学の歴史1
古代・中世篇1
ドナルド・キーン
1994 中央公論社

ネバーランド Vol.1
         4
         6


プロフィール

Author:ききみみずきん
職業は、製本工。
司書の講習も受けました。
趣味は、読書と映画と文章を書くこと等など



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