ききみみずきんと本と図書館と…
あなたが今読んでいる本と出会ったところは何処ですか?
アメリカを変えた本
アメリカを変えた本
ロバート・B・ダウンズ
1972 研究社

私が大学生になって間もなく刊行され、
直ぐに読んで、感銘を受けた本です。


それから、久しく時が経ち、
今では多くの図書館で、書庫へ回されている事と思う。
しかし、このような本こそ、いつまでも開架書架に置かれ、
次々と生まれ育ち、図書館を訪れる若い世代に読み継がれて欲しい。


この本で紹介されている25冊について、
著者名と書名とを下に一覧として紹介します。


ペイン… コモン・センス
ルイス&クラーク… 遠征記
スミス … モルモンの書
ボーモント … 胃液および消化生理学に関する実験と考察
トックヴィル … アメリカにおける民主主義
マン … 年次報告
ホームズ … 産褥熱の感染性
ソロー … 市民政府への反抗
ストウ … アンクル・トムの小屋
ベラミー … 顧みればー2000年より1887年
マハン … 海洋支配力の歴史に及ぼす影響
ターナー … アメリカ史におけるフロンティアの意義
ステファンズ… 都市の恥
シンクレア … ジャングル
フレクスナー … 合衆国およびカナダにおける医学教育
アダムズ … ハル・ハウスの二十年
テイラー … 科学的経営の原理
ビアード … 合衆国憲法の経済的解釈
メンケン … 偏見録
カルドーゾ … 司法過程の性質
リンド夫妻 … ミドルタウン
キャッシュ … 南部の精神
ミュルダール … アメリカのディレンマ
ガルブレイス … 豊かな社会
カーソン … 沈黙の春


法の世界から、自然科学、文学へと至る広範囲の本を、紹介しています。


時代が、その本を生んだという事もあれば、
その本が、新しい時代の幕を開いたということもあります。
アメリカを舞台にし、書物というメディアに限られているけれど、
それらの枠を越えて、
世界に、人類に貢献した本も含まれている。


アメリカの近代から現代に至る歴史の一部を学びながら、
いろいろな分野での人々がそれぞれの仕事を通して、
なにかを成し遂げた伝記としても読めます。


自分の人生で、何をしたいのか、どう生きたいのか、
自問をしながら、テーマを探している若い人に、
いくつもの考えるヒントがここにはあると、是非伝えたい。


常日頃マスメディアで報じられるアメリカが、
余りにも至近距離から捉えられたものばかりだけに、
こういう長いスタンスで、見ることもあっていいと思います。


かたい内容なので、とっつきにくいかもしれませんが、
読み応えのある本です。


プロフィール

Author:ききみみずきん
職業は、製本工。
司書の講習も受けました。
趣味は、読書と映画と文章を書くこと等など



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