ききみみずきんと本と図書館と…
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作家が死ぬと時代が変わる
作家が死ぬと時代が変わる
 戦後日本と雑誌ジャーナリズム
粕谷一希著
2006 日本経済新聞社

1960年代末から1970年代にかけて、総合雑誌を読み出した、
当時高校生から大学生という年代の自分にうってつけの本でした。
あの頃の私には、「文藝春秋」はどっぷり保守の大人が読む雑誌で、
それよりは、「中央公論」の気鋭な雰囲気の方が親しめました。
どこまでも気分、の話ですが…
それに、あのころ出たばかりの雑誌「諸君!」「歴史と人物」も懐かしい。

どういう時代・人物の流れの中で、
自分が当時の思潮の流れの中に入っていったのか?
が、かなりくっきりと見えて読みながら面白い感覚を味わいました。
あの頃分けが分からずに、いろいろ読み漁っていた自分の傍に今一度寄り添ってみたい!
と強く思ったのです。
理解よりは感覚的な馴染み具合でいろいろ知りつつ、流されていたのだなぁ〜、
と感慨深いものがあります。
「展望」も読んだっけ…
ああ、この人が此処にいるし、あの人がそういう風に動いていたんだ、
とそれからそれへと、あの頃の読書再訪の誘いでもあります。

今、いろいろ腑に落ちて、なるほどなぁ〜と、
時を経つのも忘れ読みふけ、
久々に読み終えた読書となりました。
週刊誌風雲録
週刊誌風雲録
高橋呉郎
2006 文藝春秋

戦後週刊誌の通史として、
主だった週刊誌の草創期を描いたもの。
週刊朝日、週刊新潮、週刊明星、週刊文春、女性自身、週刊平凡等などが取り上げられている。
それぞれの出版社の社風や創刊当時の編集者たちの姿が、
活き活きと書かれて読み物として面白い。

物心ついたときには殆どの週刊誌が出ていたという、
年代の私には、後から、実はこうだったのだ、と教えられることの方が多く、驚きの連続でした。

あのダンディで女性にもてていた様な草柳大蔵さんの若かりし日々。
井上光晴、梶山季之、種村季弘、児玉隆也らの姿…
山口瞳さんの連載裏話…

ジョン・ハーシーの「ヒロシマ」の影響。
アンカーシステムの事。

こういう波乱万丈の時期を経た今、
現場はどういう風になっているのでしょう?
知りたくもあるし、知りたくもないような…


プロフィール

Author:ききみみずきん
職業は、製本工。
司書の講習も受けました。
趣味は、読書と映画と文章を書くこと等など



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